Exchange Web Service (EWS) の試し方

Exchange Web Service (EWS) を気軽に試す方法はありませんが、EWSEditor を使用して操作を行い、通信を Fiddler で確認するとどのような通信を行っているのかが確認できます。そのため、ここでは EWSEditor を使用して Exchange Online の EWS に接続する方法を紹介します。実際に EWS を使用するアプリケーションを開発する場合は、これらの通信を EWS Managed API を使用しながら (もちろん使用しないことも可能) 実装することになります。なお Exchange Online では EWS よりも Microsoft Graph の利用が推奨されます。

基本認証を使用して EWSEditor で試す

Exchange Online の EWS では、基本認証のサポートが 2020/10/13 に終了予定です。

  1. EWSEditor をインストールして起動します。
  2. About ページが表示されたら [OK] をクリックします。
  3. [File] – [New Exchange Service] をクリックします。
  4. [Service URL] を選択して [365] をクリックします。
  5. [EWS Schema Version] から [Exchange2013_SP1] を選択します。
  6. [Use the following credentials instead of the default Windows credentials.] を選択します。
  7. [User Name] に、接続に使用するユーザーの UPN を入力します。
  8. [Password] に、当該ユーザーのパスワードを入力します。
  9. [Domain] は空欄にして [OK] をクリックします。
  10. [はい] をクリックします。
  11. メールボックスのツリー構造が表示されるので、好きにフォルダーやアイテムを閲覧します。

OAuth を使用して EWSEditor で試す (ビルトイン編)

  1. EWSEditor をインストールして起動します。
  2. About ページが表示されたら [OK] をクリックします。
  3. [File] – [New Exchange Service] をクリックします。
  4. [Service URL] を選択して [365] をクリックします。
  5. [EWS Schema Version] から [Exchange2013_SP1] を選択します。
  6. [Use oAuth (Registration must have been completed first)] を選択します。
  7. [Redirect URI]、[Client App ID]、[Server Name]、[Auth Authority] の値はそのままにして、[OK] をクリックします。
  8. Office 365 のユーザーでサインインします。
  9. [はい] をクリックします。
  10. メールボックスのツリー構造が表示されるので、好きにフォルダーやアイテムを閲覧します。

OAuth を使用して EWSEditor で試す (カスタム アプリ編)

  1. Azure Portal にサインインします。
  2. [Active Directory] – [アプリの登録] – [新規登録] をクリックします。
  3. [名前] に任意のアプリの名前を入力します。(例 : App05)
  4. [サポートされているアカウントの種類] から [この組織のディレクトリ内のアカウントのみ] を選択します。
  5. [リダイレクト URI] で [パブリック クライアント (モバイルとデスクトップ)] を選択し、任意の URI を入力します。(例 : https://localhost/App05)
  6. [登録] をクリックします。
  7. 表示された [アプリケーション (クライアント) ID] の値を控えておきます。
  8. [管理] – [API のアクセス許可] をクリックします。
  9. [アクセス許可の追加] をクリックします。
  10. [Exchange] をクリックします。
  11. [委任されたアクセス許可] をクリックします。
  12. [EWS] – [EWS.AccessAsUser.All] のチェックをオンにします。
  13. [アクセス許可の追加] をクリックします。
  14. EWSEditor をインストールして起動します。
  15. About ページが表示されたら [OK] をクリックします。
  16. [File] – [New Exchange Service] をクリックします。
  17. [Service URL] を選択して [365] をクリックします。
  18. [EWS Schema Version] から [Exchange2013_SP1] を選択します。
  19. [Use oAuth (Registration must have been completed first)] を選択します。
  20. [Redirect URI] に手順 5 で入力した URI を入力します。
  21. [Client App ID] に手順 7 で控えた値を入力します。
  22. [Server Name] と [Auth Authority] の値はそのままにして、[OK] をクリックします。
  23. Office 365 のユーザーでサインインします。
  24. [はい] をクリックします。
  25. メールボックスのツリー構造が表示されるので、好きにフォルダーやアイテムを閲覧します。