Office 365一覧

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Exchange Online の全ユーザーのメールボックスを取得する

Exchange Online PowerShell V2 Module の登場で、大量のオブジェクトでも通信が安定するようになりました。この記事の内容は初回投稿のまま残していますが、現在は Get-EXOMailbox コマンドを使用することで大量のメールボックスも取得しやすくなっています。 Exchange Online では、以下のような全ユーザーを取得するコマンドが失敗するという話をよく聞きます。 Get-Mailbox -ResultSize Unlimited これは割と有名な話で、特に大規模な環境でユーザー数が多いと失敗します。データ量が多くなることが問題の ...

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Office 365 の監査ログを全部取得したい?

本当に監査ログを取得する必要があるのか Office 365 の監査ログを長期に渡って保存する必要があり全部取得したいという話を時々聞きます。そんな時は、一度冷静に考える必要があります。 なぜ 180 日 (もしくは 1 年または 10 年) 以上保存する必要があるのか 監査ログを取得しなかったら何が起きるのか 取得したとして、どうやって保存するのか 保存した監査ログをどうやって検索するのか 根本的に、Office 365 の監査ログの保存期間は原則 180 日です (以前は 90 日でしたが 2023 年 10 月から 180 日に延長され...

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Office 365 Management Activity API の試し方

Office 365 Management Activity API を簡単に試す方法はありませんが、Office365APIEditor を使用することで比較的簡単に動作を確認できます。紹介するのは Exchange 関連の監査ログの取得方法のみですが、同じ要領で他の監査ログも取得できます。Office365APIEditor の通信を Fiddler で取得すれば、どのような通信が行われているのか確認することができます。実際に Office 365 Management Activity API を使用するアプリケーションを開発する場合は、これらの通信を実装することになります。なお前提と...

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Office 365 Reporting web service の MessageTraceDetail をローカライズする

リファレンスには以下のように書いてありますが、きちんと Accept-Language ヘッダーをつけてあげると MessageTraceDetail のレスポンスはローカライズされます。 Explicitly set the Accept-Language HTTP request header. Currently there is nothing localized that comes through the Reporting web service, but that can change, and if your customers are using a differe...

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Microsoft Graph で Exchange Online のメールボックスを作成する

Microsoft Graph では Exchange Online のメールボックスの作成はできないと思われがちですが、ユーザーの作成とライセンスの割り当てを行うことができるので、結果としてメールボックスの作成を行うことができます。 Step 1. ユーザーの作成 まずはユーザーを作成します。ポイントとしては、この時に usageLocation を指定することです。この例では JP (日本) を指定しています。その他の値は適宜変更してください。 POST { "accountEnabled": true, "displayName": "testUs...

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Outlook.com と Exchange Online の統合

Outlook.com と Exchange Online の統合がどんどん進んでいるようです。 先日より Office 365 API でいわゆる v2 endpoint を使った開発ができるようになりました。これにより、開発者は接続先が Outlook.com なのか Office 365 なのかを区別せずに同じ認証方式を使用して同じリクエストを投げることができるようになりました。 ただしこれは Outlook.com 側がまだ対応を開始したばかりなので、対応していないアカウントに接続すると MailboxNotEnabledForRESTAPI などのエラーが発生します。メイ...

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Office 365 API 入門 – Web アプリケーション編

Office 365 で用意されている Office 365 API を使用すると、例えばプログラムからメールボックスの内容を参照したり、メールを送信したりといったユーザーの操作を行うことができるようになります。Exchange 2007 から使用できる EWS のほうがより高度なことが実現でき、開発者の人口が多く情報が集まりやすいのは事実ですが、Office 365 API はいわゆる REST 通信となるので Windows や .NET 以外のプラットフォームの開発者から好まれるように思います。 Office 365 API のリファレンスは MSDN で公開されていますが、実際に...