Outlook REST API を基本認証で利用する

Outlook REST API を使用すると、Exchange Online のメールボックスからメールを送信したり、予定表アイテムを取得したりするプログラムを開発できます。リファレンスOauth を使用する方法が公開されています。

認証方式として基本認証より OAuth のほうが推奨されることはわかりますが、ちょっと試してみたいときにわざわざ Azure の環境を用意したり Access Token を取得するのは、少し面倒に思うこともあるかと思います。そんな時は、基本認証で簡単に動作を確認できます。

ブラウザーを使って頑張ってレスポンスを解析するのも 1 つの方法ですが、REST Client を用意したほうが楽です。ここでは Postman を使います。Postman を起動したら、[Authorization] タブの [Type] から [Basic Auth] を選択します。

[Username] と [Password] に、接続するメールボックスの資格情報 (UPN とパスワード) を入力して、[Update Request] をクリックします。すると、基本認証に必要なヘッダー情報が自動で生成されます。そしてレファレンスを参考に、実行したいリクエストを [Enter request URL] となっているところに入力します。例えば受信トレイのアイテムを取得するには、メソッドを POST から GET に変更し以下のように入力します。

https://outlook.office365.com/api/v1.0/me/messages

これで [Send] をクリックすると、リクエストが実行されて結果が表示されます。

なお Outlook REST API の基本認証は v1.0 エンドポイントでのみ使用できますが、2018 年 11 月 1 日以降は基本認証を利用できなくなる予定です。また v1.0 エンドポイント自体も 2019 年 11 月 1 日以降は利用できなくなる予定です。
そのため OAuth や Outlook REST API v2.0 エンドポイントへの移行が必要です。特段の理由がなければ Microsoft Graph への移行が推奨されます。
詳しくはこちらをご参照ください。

– 2018/06/24
API の名前として Outlook REST API に統一しました。
リンク先の URL を変更しました。
Outlook REST API の基本認証廃止予定、および v1.0 エンドポイント廃止予定を追記しました。