Microsoft Graph一覧

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Microsoft Graph PowerShell SDK の試し方

Microsoft Graph を使用する方法として、Microsoft Graph PowerShell SDK を使用する方法があります。もともと SDK を使用しなくても PowerShell なら比較的容易に Microsoft Graph をはじめとした REST API を使用できますが、なるべく自分でコードを書きたくない場合は Microsoft Graph PowerShell SDK を使用するというのも選択肢になります。 なお Microsoft Graph PowerShell SDK はすでに GA していますが、ところどころ実装が不安定なものがあるので注意が必...

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Microsoft Graph Event Resource の transactionId プロパティ

2020 年 9 月の更新で、Microsoft Graph の Event Resource に transactionId というプロパティが追加されました。これは、ネットワークの品質が悪い環境などで新しい予定を何度も作ってしまうことを防ぐのに使えるプロパティです。 まずはじめに、予定を作る際に以下のように transactionId を指定してリクエストを送信します。transactionId は何でもよいですが、ここでは意味を持たないランダムな値として GUID を使いました。 POST { "attendees": [], &...

Microsoft Graph で会議の別の時間を提案する

2020 年 7 月の更新で、会議出席依頼における新しい時間の提案に関するプロパティが Microsoft Graph に追加されました。 実際に動きを見てみましょう。まず以下のように User01 から User02 へ明示的に allowNewTimeProposals を true にした会議出席依頼を送信します。 POST { "subject": "Let's go for lunch", "body": { "contentType": "HTML", "content": "Does late morning work for...

Microsoft Graph PowerShell SDK Preview

Microsoft Graph PowerShell SDK が GA したので以下の記事を公開しています。Microsoft Graph PowerShell SDK の試し方本記事はプレビュー中の内容について記載したもので、GA バージョンには当てはまりません。 PowerShell 向けの Microsoft Graph のモジュールがプレビュー提供されています。PowerShell から Microsoft Graph を使用するためのラッパーのようなモジュールになっています。以前は PowerShell Gallery にも登録されていない状態でしたが、現時点では Power...

Microsoft Graph Toolkit の試し方

Web アプリケーションで Microsoft Graph を使用しやすいように Microsoft Graph Toolkit としていくつかのコンポーネントが用意されています。簡単に使い方を紹介します。 まずは Overview のページに記載の内容を実践しつつ、MSAL provider と Login component を使います。 Visual Studio Code の準備 ここではコード エディターとして Visual Studio Code を使います。ローカルでのデバッグ用に拡張機能の Live Server を使うので、Live Server をイン...

Microsoft Graph で MAPI プロパティを取得する

Microsoft Graph で標準的に取得できるアイテムのプロパティは、Microsoft Graph で用意されているものだけです。例えばメールを表す message では以下のページにプロパティが書いてあります。 message resource type この一覧にない情報であっても、拡張プロパティとして取得することが可能です。Property Set によって取得方法が少し異なるので、例としてメッセージ クラスの取得の仕方と CleanGlobalObjectId の取得の仕方を紹介します。 メッセージ クラス IPM.Note のような、アイテムのメッセ...

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Microsoft Graph の getSchedule

Microsoft Graph の getSchedule は、空き時間情報を取得する API です。Outlook のスケジュール アシスタントのように、他人の予定の詳細ではなく空いているかどうかを取得します。基本的なことは Get free/busy schedule of users and resources や calendar: getSchedule を参照してください。 空き時間情報にも何段階かあります。どこまでの情報が取得できるのかは、参照先ユーザーの予定表に対してどこまでの権限を持っているのかによって異なります。いくつかのパターンで見ていきましょう。 まずはテ...

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Microsoft Graph の試し方

Microsoft Graph を試すには Graph Explorer を使用するのが簡単です。ですが自分で用意した Client ID を使用したり、アプリケーションの権限を使用したりすることはできません。そのため、ここでは Office365APIEditor を使用して Microsoft Graph の動作を検証する方法を紹介します。紹介するのはメールの取得方法のみですが、同じ要領で他の権限を使用して様々な情報にアクセスができます。Office365APIEditor の通信を Fiddler で取得すれば、どのような通信が行われているのか確認することができます。 実際に Micr...

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Office 365 で利用可能なメッセージング関連 API について

Office 365 の一部である Exchange Online ではメールや予定表など様々な機能がありますが、これらの各ユーザーのメールボックス上の情報にプログラムからアクセスするためにいくつかの API が用意されています。 様々なアプローチがあるため API も多数ありますが、ここでは EWS / Office 365 API (Outlook REST API) / Microsoft Graph にフォーカスを当てて説明します。 EWS EWS (Exchange Web Services) は、もともとオンプレミスの Exchange 2007 以降で導入された W...

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Microsoft Graph で Exchange Online のメールボックスを作成する

Microsoft Graph では Exchange Online のメールボックスの作成はできないと思われがちですが、ユーザーの作成とライセンスの割り当てを行うことができるので、結果としてメールボックスの作成を行うことができます。 Step 1. ユーザーの作成 まずはユーザーを作成します。ポイントとしては、この時に usageLocation を指定することです。この例では JP (日本) を指定しています。その他の値は適宜変更してください。 POST { "accountEnabled": true, "displayName": "testUs...